【時計修理技能士3級】クォーツの腕時計は針を磁石で動かしてる!スマホやイヤホン、ハンドバッグのマグネットに注意!

スポンサーリンク
佐藤の奇行

お疲れさまです。

金属や磁力、電力は

生活に欠かせない要素であるわりに

調べてみると複雑な構造や性質を持っています。

今日の記事が複雑な構造や性質に興味を抱く機会になればな。

って思いながら書いております。

スポンサーリンク

早速表題の件ですが

【正誤問題】

ステップモーターをし湯押した水晶腕と計はステレオのスピーカーやヘッドホンのような磁気の強い場所では、その影響を受けて時間が狂うことがある。

解答:正

簡単な説明

電池式のアナログ時計は針を電磁石の力で動かしています。

スピーカーやスマホなどの外部からの強い磁気の影響を受けると、

正常に針を動かすことができず、

「止まり」や「進み」、「遅れ」などの結果を招きます。

【時計修理技能士3級】コイン電池のSとSWの違いと使い分け方。数字とアルファベット の意味は?
お疲れ様です。この時計修理技能士の過去問解説は「この内容なら毎日ブログ書けるくらい簡単だわ!」って思ってたんだけど、意外とこだわりもって作ったら普通に時間かかって仕方がない。凝り性なんですよね。早速表題の件ですが...

詳しい説明

ステップモーターとローター

電池式の水晶時計の針は

ステップモーターのが動力源です。

このステップモーターは

  • コイル
  • ステーター
  • ローター

の3つのパーツから構成されています。

コイルは1秒に1回電流の向きが変わることで

ステーターの磁界が入れ替わります。

ローターはコマの形をした永久磁石なので

ステーターの磁界が入れ替わることで

1秒に0.5回転、2秒で1回転するようになっています。

この回転運動が歯車に伝わり、

秒針が1秒に6度動くように輪列を組んであります。

磁性体をもつ金属

磁石にくっつく金属は、その金属自体が磁石になることがあります。

このことを「磁力を帯びる(帯磁)」といいます。

磁石にくっつく金属のことを磁性体をもつ金属と呼び、

磁性体は磁石にくっつく性質そのものを指します。

この磁性体をもつ金属として代表的なものは

  • ニッケル
  • コバルト

ニッケルとコバルトは合金やメッキ加工するときに用いられます。

時計のケースによく使われているステンレスは

鉄(Fe)を50%以上、クロム(Cr)を10.5%を含む合金です。

ニッケルを含むステンレスもあり

ステンレスといっても様々種類があります。

どの時計メーカーがどのステンレスを使っているかは

メーカーの人しかわからりません。

磁気が帯びやすいステンレスを使っている場合は

ケース自体が帯磁し、遠因として

時間の「遅れ」や「進み」「止まり」を引き起こしている可能性があります。

ステンレスは金属の配合やメッキ加工によって

帯磁しないものもあれば

帯磁しても磁力が抜けていくものもあります。

不必要に磁気取りせず、磁気製品に時計を近づけないように

経過を見てるのもおすすめです。

輪列に負荷がかからないので長持ちする要因にもなります。

今日のまとめ

  • ステップモーターはコイル、ステーター、ローターで構成されてる
  • ローターは永久磁石のコマ
  • 電磁力でローターを回す
  • 磁石に触れた磁性体を持つ金属は磁力を帯びる。
  • 磁気帯した金属はは時間とともに磁気が抜けていくことが多い。

ハンドバックの口のマグネットや

時計を携帯、スマートフォン、イヤホンの近くに置くのは控えましょう。

この記事を読んで

「へぇーこんなものあるんだー。」

って感じましたら

ぜひSNSでシェアお願いします!

ブログのツイッターアカウントつくりました!

@bitethecane

更新通知にもなりますので

ぜひフォローしてください!

泣いて喜びます。

今日はこの辺で!