お疲れさまです。
金属や磁力、電力は
生活に欠かせない要素であるわりに
調べてみると複雑な構造や性質を持っています。
今日の記事が複雑な構造や性質に興味を抱く機会になればな。
って思いながら書いております。
早速表題の件ですが
問
【正誤問題】
ステップモーターをし湯押した水晶腕と計はステレオのスピーカーやヘッドホンのような磁気の強い場所では、その影響を受けて時間が狂うことがある。
解答:正
簡単な説明
電池式のアナログ時計は針を電磁石の力で動かしています。
スピーカーやスマホなどの外部からの強い磁気の影響を受けると、
正常に針を動かすことができず、
「止まり」や「進み」、「遅れ」などの結果を招きます。
詳しい説明
ステップモーターとローター
電池式の水晶時計の針は
ステップモーターのが動力源です。
このステップモーターは
- コイル
- ステーター
- ローター
の3つのパーツから構成されています。
コイルは1秒に1回電流の向きが変わることで
ステーターの磁界が入れ替わります。
ローターはコマの形をした永久磁石なので
ステーターの磁界が入れ替わることで
1秒に0.5回転、2秒で1回転するようになっています。
この回転運動が歯車に伝わり、
秒針が1秒に6度動くように輪列を組んであります。
磁性体をもつ金属
磁石にくっつく金属は、その金属自体が磁石になることがあります。
このことを「磁力を帯びる(帯磁)」といいます。
磁石にくっつく金属のことを磁性体をもつ金属と呼び、
磁性体は磁石にくっつく性質そのものを指します。
この磁性体をもつ金属として代表的なものは
- 鉄
- ニッケル
- コバルト
ニッケルとコバルトは合金やメッキ加工するときに用いられます。
時計のケースによく使われているステンレスは
鉄(Fe)を50%以上、クロム(Cr)を10.5%を含む合金です。
ニッケルを含むステンレスもあり
ステンレスといっても様々種類があります。
どの時計メーカーがどのステンレスを使っているかは
メーカーの人しかわからりません。
磁気が帯びやすいステンレスを使っている場合は
ケース自体が帯磁し、遠因として
時間の「遅れ」や「進み」「止まり」を引き起こしている可能性があります。
ステンレスは金属の配合やメッキ加工によって
帯磁しないものもあれば
帯磁しても磁力が抜けていくものもあります。
不必要に磁気取りせず、磁気製品に時計を近づけないように
経過を見てるのもおすすめです。
輪列に負荷がかからないので長持ちする要因にもなります。
今日のまとめ
- ステップモーターはコイル、ステーター、ローターで構成されてる
- ローターは永久磁石のコマ
- 電磁力でローターを回す
- 磁石に触れた磁性体を持つ金属は磁力を帯びる。
- 磁気帯した金属はは時間とともに磁気が抜けていくことが多い。
ハンドバックの口のマグネットや
時計を携帯、スマートフォン、イヤホンの近くに置くのは控えましょう。
この記事を読んで
「へぇーこんなものあるんだー。」
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