新規事業と令和の虎出演の真意についてお話しします。

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佐藤の奇行

お疲れ様です。

みなさん、このブログの管理・運営をしている佐藤が

令和の虎に出演したのご存知でしょうか。

そしてご覧になりましたでしょうか。

後悔されてから半年ほど経ちましたが

私は恥ずかしくて未だに視聴できてません!笑

伝えたかったことを、ひとつも伝えられませんでしたし

収録全体を見れたとしても

私がしたいこととその背景に関する詳細を聞かれず

実に内容のない収録だったと感じております。

なので、ここで改めてアフターストーリーを含んで

数回に分けて説明していきます!

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早速表題の件ですが

まず前提として背景の説明をします。

一見、私の行動はちぐはぐで

いろんなことに手を出して

「結局あなたはなにがしたいの?」なんて言われがちですが

一言でいうと、

すべての体験にアンガージュマン的な行動をとる癖があるようです。 ※詳しくはジャン・ポール・サルトルの実存主義を調べてみてね!

労働を単なる労働としてとらえず

その労働の背景を知り、業界の特性や立ち位置、

企業と業界が抱えている課題の解決策や

サービスの選択と集中と省エネ的な働き方について

模索してきた社会人生活でした。

これらの経験から

新たな消費体験の提供やそのサービスの運用方法を考え、

現在の時計屋さんを営んでおります。

この時計屋さんを始めるまでに

専門的な道具や設備を購入し、

修理の練習をするために、

さまざまなメーカーの様々な腕時計を買いました。

イニシャルコスト少なくとも、この事業4年間に費やしてきたお金は

500万円を超えます。

さらには革のかばんの制作にも挑戦し、工具やミシンなども買い揃えていき

1年で70万円ほどは費やしています。

これらの経験、実務経験や自己投資の延長線上に

今回令和の虎で提案した事業が存在します。

オリジナルブランドやハンドメイド販売始めるには

上記のことをふまえると、

既存のサービスや製品から、自分の不満や改善点を見つけ

自分で、それを強みとして実践し、制作販売で起業してみると

品質と効率を重視すると、とにかくお金がかかる

お金がかからない方法をとると効率が悪く、品質ムラが生じやすい

これが最大の課題なんです。

ハンドメイド販売までの歩み

  1. 製法や技術を知る
  2. つくるモノを探す
  3. 制作に必要な材料や道具を用意する
  4. 実践する
  5. 知識と道具で足りないものを用意する
  6. 製品の種類を増やす 1~5を繰り返す

ここから販売を考えます。

販売するにあたって考えることは

手作業ではなく、機材に任せられるものはないか

クオリティを下げずに手間を減らし、均質性の担保を考えます。

  • 質の均質性を求めて、機材を用意する
  • 機材ではカバーできない、技術を習得する

  • 技術練習用とSNS用の制作のため、材料や消耗品の購入

このようなことを考えてます。

これはファッションの専門学校に通う学生も同じです。

学校でしか制作しないとなると

アウトプットする量に限界があるため

家でも制作する環境を整えておいて悪いことはありません。

制作と練習についてまとめると

  • 機材や設備を購入するためのまとまったお金がかかる。
  • 材料を買う費用も、継続的にかかる。

これに集約されます。

学生はもちろん、社会人でも結構厳しいですよね。

私が実際に費やした革のかばんの具体例でいうと、

手縫い革細工の基本工具を揃えるのに約2万円

カバンを作るための大きめの皮革素材 約1~1.5万円

革の薄さを整えるための漉き機 約15~25万円

革用のミシン(腕ミシンやポストミシン) 10~50万円

これらが必要になってくるのです。

高価な機材を使わなくても制作できますが

膨大な労力と時間が必要になります。つまり効率が激落ちします。

ぞうきん1枚を手縫いで作るなんて

質も悪ければ効率も悪いことを商売はおろか、

日常でもしないですよね。

販売を見据えて準備を整えると30~75万円ほどはしてしまうわけです。

社会人なら、本職の傍らで始めて時間と体力が課題になり

一人暮らしで薄給だと、学生と同程度の余剰資金から、

30万円を用意しなければなりません。

専門学生は、学校がない時間にアルバイトしてお金を稼がないと

学校の課題に使う生地が用意できなくなるため

手元に残るお金はわずか。。ってことも多々あります。

やはり、機材や設備を買うお金が工面しにくいという課題に加えて

非効率的な方法で、大量のアウトプットを強いられるわけです。

考えてみると、けっこう残酷ですよね。

だからこそ…

令和の虎で提案した事業内容は

「個人製作に特化した機材・設備をシェアできるアトリエ」という内容でした。

これで先ほど挙げた

  • 機材や設備を購入するためのまとまったお金がかかる。
  • 材料を買う費用も、継続的にかかる。

2つの課題が確実に解決できます。

さらには、違う畑であっても制作をする人がその場に集まることで

知識や技術の補完も期待できますよね。

かばん制作の例に挙げたような、最低限の準備だけでなく

プロユースにまで対応できるような特殊ミシンや

大判印刷ができるプリンター、CADやillustratorなどのソフトを備えておくことで

アマチュアとプロの交流も可能なります。

こういった場所を作りたいのです。

自分がこれまで経験してきたように

時間とお金の苦労を省くことができれば、

自分の力でオリジナル製品で生計を立てることが可能になります。

ある程度の生計が立つようになれば独立して

自分で機材や設備を買えばいいんですから。

こんなにも学生にとっても、社会人にとっても

リスクを省ける方法ないでしょう。

動画を見てわかりますでしょうか。

この提案書を令和の虎に持って行ったんです。

動画でこれらが伝わりましたか?

理解と判断する材料がありましたでしょうか。

私自身、緊張しすぎなのと、伝えるのが下手で

虎の皆さんに興味を抱かせるような提案ができなかった反省点も

もちろんあります。

ですが事実として、ある1人の虎の方と収録後に会話したのですが

「多分だれも、詳細を理解していない」と

内容について触れていないこと気づいて

MCに声をかけてくれたほどでした。

※過去のことなので、自分に都合がいい補正をかけてしまっている可能性がありますが…

といった風に収録は不完全燃焼で終わってしまいました。

1人分の生計を立てること

実践したことがない人に限って

「そんなんで生計を立てるなんて無理でしょ」

っておっしゃるのですが、改めて考えてみてください。

人ひとりが生活をするのに必要なお金はいくらでしょうか。

切り詰めれば際限ないですが

毎月手元に20万円が残るような商売を仮定しましょう。

意外と売上が少なくてもやっていける?!

原価率60%と、高めに設定すると売上高は約50万円

私が営んでいる時計業は客単価が一人当たり4万円程度なので

ひと月に約13人を対応すれば達成可能です。

つまり2日に1件受注ができればいいんです。

これをコンスタントに継続させていくのは確かに難しいですが

金額だけを考えたらそんなに厳しくないですよね。

もっと現実に考えれば

2日に1件の受注ですから受注がない日にアルバイトしても

ひと月で15日間のアルバイトできます。

これで月13万円程度の生活費は工面できます。そうなると、

ひと月に3~5件ほどコンスタントに受注できれば

月のバイト日数が15日間でも十分生活はできるんです。

このように意外と生計を立てるのって難しくない。

「自ら生計を立てることは難しい」って皆さんが考えるのは

組織や企業の規模で考えているからだと思われます。

企業ではさまざまな役割分担がなされ

利益を生みだす部門の人間1人で幾人分かの利益を確保しなければ

非利益部門の方のお給料を確保できませんよね。

そうなると一人当たりの売上が100万円単位の話になってくるのは

当然のことです。

ただ、自分ひとりで自分の生活費の利益を生み出すだけであれば

50万円程度の売上があれば達成できるんです。

企業で営業を経験したことある方ならわかると思いますが

なんか気が楽になりません?

もちろん、企業1ヶ月目からその売上と利益が出ることは

ほぼあり得ません。

マーケティングの面からも少なくとも3~6カ月は

まともに売上が立たない、もしくは

コンスタントな売上が確保できないでしょう。

それが普通です。

SNSに騙されるな

「起業1か月目から〇〇万円の売上達成!」

といったコピーライティングに騙されてはいけません。

きわめて稀にあるような、再現性が低く、

偶然性が高いことを取り上げているだけだと考えてください。

「継続は力なり」というように、地道に制作と情報発信を続け

徐々に認知度とともに売上が高まっていくものなんです。

再現性が高い、つまり誰がやってもうまくいくことは

多くの人が同じことをやることであり、

ライバルだらけになるってことでもあります。

そんなレッドオーシャンで戦いたいですか?

競争が少ない市場で戦うほうが、楽な気がしませんか?

ニッチで専門性が高いことで

ひと1人が食っていける売上をつくれれば

独立も難しくないと私は考えています。

なによりも継続。これに尽きると私は考えています。

つまり…

以上のことを踏まてまとめると

機材や設備がそろった環境に身を置けば

初期費用が抑えられるうえに、

効率よく、品質の高い、均質のとれた製品を作ることが可能になる。

さらにはSNS投稿も量産しやすく、どれだけ独立の道が開きやすくなる。

これに尽きるんです。

私が開きたいシェアアトリエは

まさしく、これを叶えるための施設なんです。

自己資金でスモールスタートさせるにあたって、

まずは「縫う」ことに特化していきたいと思います。

それはアパレルや、かばんなどの布・革など

パターン(型)を書き、縫うものに限定して始める予定です。

ぜひ、共感していただける方は

出資していただけますと、大変うれしいです。

今のところ200万円ほどで不足しております。

お力をお貸しいただける方は

どんな方法でも構いませんので

ご連絡いただけますと大変うれしく思います。

次回は、

この事業を思いついたきっかけと

ターゲット層についてお話ししますね!

お楽しみに!

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