文字盤の海外仕入れが厳しいくなったことについて

スポンサーリンク
カスタムウォッチ

お疲れ様です。

大変お久しぶりでございます。

約15カ月ぶりにブログを投稿します。

ほんと、サーバー代を毎年支払うだけという

状況を打破したい気分だったので

モッダーの心境を素直に吐露してみようかと。

スポンサーリンク

早速表題の件ですが

先日、表題の件について

インスタグラムでこんな投稿をしました。

商業権や不正競争防止などに抵触する恐れがある製品について

送り主、または受取人に事業性があるとみられる場合

税関で差し押さえ、国内への流入を防ぐことになりました。

受取人に事業性がある場合、商標権侵害で訴訟を行うこともできる

超超超きびしい水際対策が敷かれてしまいました。

購入代行をおこなっている私としてはとても困る…

佐藤の所感としては…

私の立場としては悪いことばかりではないので複雑な心境なんです。

この水際対策がうまく機能すれば

国内での商標権侵害のパーツの販売業者が減り、

SeikoMod界隈の健全化が図れるというのも事実。

しかしこれは裏返すと

お客様が求めている文字盤が手元に届かなくなるというのも事実。

本当に悩ましい。

私のカスタマイズ事業に関しては

パーツを組み上げて腕時計にすることで利益を得ています。

飽くまでご依頼主の私用目的で揃ったパーツを組み上げているに過ぎません。

パーツの入手経路を明かし、

仕入れの実費をお客様からお預かりし、

代理で購入しているだけです。

パーツの入手に関しては一切事業性がありません。

商標を不正に使用した製品を販売している

そこらへんのモッダーとは異なり

しっかりと関連法令を遵守した形で取引できている、

唯一の事業者だと自負しています。

お客様からしても、依頼先がわかっているので

修理や再カスタムの相談も依頼も可能になり

良いこと尽くしのはずです。

日本だけ取り残される?

私用での輸入も禁止となると、

いよいよ日本でのSeikomod文化は根絶やしにされます。

特別、この文化がなくなったからといって

失われる技術もなければ、大打撃があるわけでもないですが

世界中の楽しそうなやりとりを、ただただ指をくわえて眺めるだけになります。

バイクのカスタムと同様に

いろいろといじってみた結果、

ワンオフのパーツをオーダーしてみたり、

自分だけのロゴを印刷したオリジナルの時計の制作してみるなど

さまざまな楽しみに繋がります。

こういった知識が国内で醸成されず

誰もが事前知識なく、行き当たりばったりで

一か八かでパーツを選ぶ必要に迫られてします。

Seikomodの文化を廃してしまうと

安くオリジナルウォッチをつくる選択肢を

なくすことにつながります。

超ニッチな需要ではありますが

人から自由を奪う理由にはならないですよね。

私の立場から考えてしまうと、

どうしても法律のギリギリを攻めるような

意見になってしまうので

これ以上は控えておきますが

「世界では許されていて、日本では禁止されていること」は

なるべく少ないほうがいい。

と思う今日この頃でございます。

コメント