【時計修理技能士3級】ネパールだけは時差が15分単位?!ロシア国内でも時差がある?!本初子午線と時差の関係について。

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佐藤の奇行

お疲れ様です。

今日から時計修理技能士の過去問を例題に

「時計と時間」に関する知識を

ブログにまとめます!

時計修理技能士を目指している方はぜひ

過去問の答えを覚えるだけでなく、

本質的な部分から「時間」について一緒に学んでいましょう!

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早速表題の件ですが

平成16年度 3級時計修理技能士試験問題からの出題です。

【正誤問題】

世界標準(グリニッジ)の子午線より西へ15度へだてるごとに。
1時間ずつ進むように地方標準時を設定している。

解答:誤

西へ15度隔てるごとに1時間遅れるように
地方標準時は設定されています。

簡単に解説

日本の経度と、イギリスとの時差を知っておくと簡単に導き出せます。

日本の経度は東経135度です。

グリニッジよりも東側に135度の位置にあるということです。

日本とイギリスの時差は+9時間です。

イギリスが午前0時のとき、日本は午前9時です。

言い換えると

日本のおやつの15時は、イギリスでは朝の6時です。

日本はイギリスから見て、東に位置するので

東に15度進むと時差は1時間は進みます。

この15度という数字は

地球は球体なので360度。

地球は一日に1回転するので

24時間で360度回る。つまり

360÷24=15 より、

1時間あたりの15度、回転するので時差が発生する

ということです。

時差をあらあわす表記

時差はUTCで表されることが多いです。

UTC+1だとイギリスより1時間進むことになり

UTC-1だとイギリスより1時間遅いことをあらわします。

具体例として

イギリスよりも9時間進んでいる日本はUTC+9と表記され、

ニューヨークやボストンなどのアメリカの東海岸はイギリスよりも5時間遅く、

UTC-5と表記されます。
(イギリスが昼の12時のとき、ニューヨークは朝の7時)

細かい解説

この問題で知りうる知識は

  • 地球の座標
  • 自転
  • 公転

この3つです。

地球の座標

世界標準の子午線を通るグリニッジは

イギリス・ロンドンの東南東に位置します。

ここにかの有名なグリニッジ天文台があります。

なぜこのグリニッジ天文台が経度0度かというと、

このグリニッジ天文台が設立された当時は

海の覇権はイギリスが握ってました。

海を自由に行き来できる国が避けていたのです。

イギリスはより正確かつ確実に渡航できるように

北極星を中心に地球を分割し現在地を把握できるよう研究を進めました。

ここから先の時計の歴史については

ハミルトンやボールウォッチの歴史にあるように、

人類の移動手段の発達とともに時計は進化します。

これは1級の試験内容なので今回は説明を省きます。

自転

簡単な解説で述べたように経度が15度ごとに1時間の時差が生まれます。

数式で見ると「はあ…」となりやすいので図で説明します。

太陽と地球の距離が近すぎるのはご容赦ください。

地球は北極点から見て反時計回りに約24時間で1回転します。

(厳密には23時間56分4秒)

地球が1回転するということは太陽に面している部分が

徐々にズレていきます。

明け方は徐々に光がさし込み、昼にもっとも太陽に近づきます。

夕方には太陽から離れていき、光が徐々に届かなくなり暗くなります。

この現象が世界各国で連続的に起きているわけです。

わかりやすく図の④→①の順で考えてみましょう。

④の図では日本が昼の12時を迎えています。

このときイギリスは夜の3時です。

9時間後は①の図のようになります。

①の図ではイギリスが昼の12時を向かえ、

日本は夜の21時を迎えています。

日本が昼の12時を迎えてた9時間後に

イギリスが昼の12時を迎えます。

いいかえれば、日本はイギリスよりも9時間早く昼の12時を迎えるので

9時間進んだ時差を有するということです。

図のように地球と太陽の客観的視点で見るのではなく

グリニッジ天文台から主観的に捉えたものが時差です。

ちなみに、閏年は自転と時間の概念が生み出す産物です。

公転

時点の話がでたのでついでに公転の話もしておきましょう

なぜ地球に季節が存在するか、あなたはご存じですか?

みなさんご存じのガリレオ・ガリレイが発表した地動説が大いに関係します。

地球は太陽の周りを1年かけて1周します。

これが公転です。

地球の軸(北極と南極を結ぶ、自転の回転軸)は

23.4度傾いています。

図のピンクとオレンジ色の地域が北半球で

青と緑の地域が南半球です。

このおかげで春夏秋冬の四季が存在します。

太陽に面している方が暖かいのは想像しやすいですよね。

北半球が夏で、南半球が冬なのは

太陽からの距離で決まります。

この地球と太陽の関係性がわかれば

夏至や冬至がわかりやすくなります。

例外のネパール

冒頭でも経度が15度ごとに1時間の時差が生まれると申し上げました。

大体の国が自国を通るまたはもっとも近い15度おきの経線を基準に

各国の標準自国を定めていますが

ネパールだけは例外なんです。

ネパールは日本との時差は3時間15分遅く、

日本が昼の12時であれば、ネパールは午前8時45分なんです。

世界標準時間のイギリスから見ると

イギリスが昼の12時のとき

ネパールは17時15分です。

ややこしいですよね。

この理由にはインドとの確執が原因とも

太陽が真南にくる正午の時間をより正確に把握するためとも言われています。

ロシアは国内だけで標準時間が11つある

ロシアは横長なので国内で各地域ごとに標準時間が異なり

11の標準時間を定めています。

イギリスから2時間の時差の地域から

12時間の時差の時差をもつ地域までそれぞれに標準時間を定めています。

国際的には時差をUTCで表記しますが

ロシア国内ではモスクワを中心に時差を考えているのでMSKで表記されます。

代表的な時差だけ記しておきます。

西から順に

カリーニングラード時間(UTC+2 MSK-1)
モスクワ時間(UTC+3 MSK)
イルクーツク時間(UTC+8 MSK+5)
ウラジオストク(UTC+10 MSK+7)
カムチャッカ時間(UTC+12 UTC+9)

このように表されます。

ちなみにアメリカは4つの標準時間を定めていますので

興味があったら調べてみてください。

いかがでしたでしょうか!

重要なのは

日本は東経135度
イギリスとの時差は+9時間
時差はUTCと表される(GMTの場合もある)

そこまで重要ではないのは

ネパールだけは15分おきの時差を採用。
ロシアは11種類もの時差を有する
アメリカの時差は4種類

くらいですかね。

図を覚えて、構造的に覚えると

この問題は一切悩みません。

これで1つ覚えることが減りましたね!

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