電池式時計が最も使いやすい?電波時計とクォーツと自動巻のメリット・デメリットと精度について

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早速表題の件ですが

時計には大きく分けると3種類存在します。

1.機械式

2.クォーツ(ソーラーも含む)

3.電波ソーラー(GDPも含む)

時計の販売をしていると感じるのが

「クォーツ最強説」

今日はこれら3種類について少し説明します!

機械式

機械式は別名オートマチックとも言われて

ゼンマイがほどける力を利用した、物理的な時計です。

1日あたりのズレが4〜6秒以内のものは高品質なもので

一般的なものだと10から15秒以内と言われています。

この1日あたりの時間のズレを日差と言います。

(正しく表記すると難しくなるので今回は簡素化しました)

メリット

電池を使わないので、もちろん電池交換がいらない!

故障しない限りは、必要なときにゼンマイを巻けば動くので

気分で時計を使い分けるのにピッタリ。

使い続けていると、ゼンマイを巻いて、時間を合わせるのが

めんどくさくなく感じてきます。

通勤中に時間を合わせていると

「よっしゃ今日も頑張ろう」

って気持ちになれます。

時計好きだけですかね。笑

もちろん機械式の時計は安くはないので

必ずお気に入りの機械式時計を身に着けてください。

普段使いならこのあと説明する、電池式の方がおすすめです。

デメリット

精度(時間の正確性)に欠ける。

消耗がわかりにくく、使い続けると1日に5分遅れるなんてことも。

その際は修理・点検(オーバーホール)すればある程度回復する。

クォーツ(電池式)

もっとも一般的な電池で動く時計です。

これが発明されたとき、

世界中の時計はクォーツ式になるだろうと言われていました。

仕組みを簡単に説明すると

水晶は電気が流れると振動します。

その振動をもとに時間を計測しています。

その水晶が32,768(2の15乗)回振動した時に秒針を6度進めるように設計されています。

とても細かい単位で1秒を計測しているので

機械式の時計よりはるかに精度が高く

一般的に月に20秒ほどのズレが生じます。(厳密にいうと違う。)

販売していて思うのは

クォーツ時計がもっとも使い勝手がいいと思います。

電波時計の存在もあって

クォーツ時計は安かろう悪かろうと思われがちなので

先ほどの月に20秒のズレについて深掘りします。

単純化して月に20秒遅れるとしましょう。

20秒/ 月 × 12ヶ月 = 240秒/ 年

つまり1年に4分遅くなるということです。

これを1日に換算すると

240秒/年 ÷ 365日 = 約0.65秒 / 日

1日に0.65秒のズレが生じているわけです。

現実的には、この月差が

(20秒早まる)-20秒~+20秒(20秒遅れる)

この40秒間の間でランダムに起こります。つまり、

3秒遅れる月もあれば、15秒早まる月もあり、

18秒遅れる月もあれば、たまたま正確に1秒も狂わない月もあるわけです。

このランダムの集積によって遅れたり、早まったりと

時間がずれてきます。

メリット

アナログタイプであれば時間調節が簡単。

電池交換も安いと800円くらい、速くて10分くらいで

承ってくれるので、リカバリーが早い。

デメリットは電池が入っているうちは常に動いているので

使っていない間でも消耗し続ける。

電波ソーラー

日本人大好きな電波ソーラー。

厳密に言えば電波とソーラーは別の機能ですが

電波時計でソーラーがついていない時計は無いと思います。

これはラジオのように,電波で時刻データを受信し、

時計の時間を自動で調整してくれる機能です。

最近ではGPSを利用して調整してくれる時計もあります。

人工衛星からデータを受信するなんて時計もすごいもんですよね。

メリット

・1日数回、時刻データを受信して自動調整してくれる

・ソーラーがついているので電池交換も不要
厳密に言うと2次電池自体は5〜7年に1回、電池交換するのが推奨されている。

大概のものが1日に4回データを受信して調整してくれます。

ソーラーは太陽などの光で電池を充電してくれます。

ソーラーだけの時計の精度はクォーツと同じです。

(化学の授業でやった一次電池と二次電池の違いです。)

デメリット

時間調節の方法が複数あるので操作が複雑。

たまーにデータが間違って受信されることがあります。

7〜8年前までは、たまに誤受信がありました。

このせいで全く違う時間を示していたら直しますよね。

この時間調整が厄介なんです。

なぜなら時間を直す方法が2種類あるからです。

・受信時間に関係なく、データを強制受信させる

・電池の時計と同じように、手動で時間を設定する

時間を合わせるだけなのに手段がいくつもあるってことは

その分、切り替え操作が増えるってことです。

そしてそれらの設定方法が厄介。

アナログの時計ならボタンは多くて3つ。

G-Shockでも多くて5つです。

この限られたボタンだけで操作するには

コマンドが多すぎます。

かといって時計の説明書を持ち歩くわけにもいかないし

スマホで調べるのもすこしめんどくさいしで

時間が狂っときの対処がめんどくさいんです。

機能がすごくても、使いこなせなければ豚に真珠ですよね。

時計のピンキリについて

とても抽象的なテーマなので一概には言えないのですが

生産過程を考慮するとデジタルの方が製造原価は安いはずなんです。

アナログとデジタル

デジタルは基盤と液晶部分をはんだ着けするだけの工業製品ですから。

対してアナログの時計は針を動かすための歯車がかみ合わなかったり、

うまく力が伝わらなかったりすると、

・針が正しく動かない
・正しく時間を示さない

こういった症状が考えられます。

各時計メーカーのの品質検査までは詳しくはありませんが

針づけや文字盤の固定を手作業で行っている時計やメーカーも

まだまだあります。

組み立てに人の手が加わることで

パーツ代に加え、人件費が発生するからです。

クォーツ時計

グランドセイコーや海外ブランドをはじめ、

クォーツ時計なのに数十万円する時計ってありますよね。

もちろん、デザインや複雑な仕組み、

温度計などの機能性の充実などが原因で

高価なのはわかりやすいですよね。

しかしシンプルな電池式の高価な時計には

温度による補正機能がついている電池時計も存在するんです。

冒頭でも申し上げたように

クォーツ時計は水晶に電流を流すことで生じる振動で

時間を測っています。

この水晶は、

・水晶自体のカットの緻密さ
・水晶の温度と気温

によって振動数に誤差が生まれやすい特徴があります。

定かではないのですが

中国製の水晶と、スイス製の水晶では

見た目の美しさが全く違うと、噂で聞いたことがあります。

気温が高い環境のほが寒い環境よりも体を動かしやすいように

温度で振動数が変わってしまうのは、想像しやすいですよね。

高いクォーツ時計のムーブメントには

温度による水晶振動の変化を補正するプログラムが

組み込まれていて、このおかげで精度を高く維持ができるようです。

このプログラムがどのムーブメントに組み込まれていて、

大体何万円以上の時計についているのかはわかりませんが

時計マニアの中では割りと有名な話のようです。

いかがでしたでしょうか!

時計をしっかり選びたいのであれば

時計の仕組みや日差や歩度について詳しく知っておくと便利です。

時計と時間の関係について調べてみると結構面白いですよ。

水晶振動子が何万回振動したら針が動くとか

1秒の定義がセシウム原子が何万回振動するのに必要な時間だとか

地球の自転による時間(hour)と分(minute)の定義だとか

閏年の必要性だとか

物理学や天文学、化学や数学や哲学の分野に繋がっていきます。

時計を通して勉強が好きになることもあるでしょう。

事実、私がそうでしたから。

今回の説明は…

何度もカッコ書きしてますが

厳密に言えば違います。

時計を買うだけであれば

このくらいの認識で問題ないと思います。

今日紹介したネタを時計屋の店員さんに自信ありげにドヤ顔で

ひけらかさない方がいいです。

わかりやすさを優先し、事実とはすこし異なる点もありますし、

お互いイラッとするでしょうから。笑

この記事を読んで

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