敢えて機械式時計を選ぶメリットについて。ついでに裏ぶたも外して見た!

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こんばんは。

今日も時計を販売してきました佐藤です。

ということで今日も時計についての記事です。

前回時計の種類で月差、日差についてお話ししました。

(参考:電池式時計が最も使いやすい?電波時計とクォーツと機械式のメリット・デメリットと精度について

精度もクォーツ式に比べたら低いし

ゼンマイが解けたら、また時間合わせなきゃいけないしと

機械式時計なんていいことないじゃん!

思われた方!

ちゃうんすよ。

他にはないメリットがあるんです。

早速表題の件ですが

機械式時計にはパワーがあって、太くて大きい針を搭載できる。

この点が優れているんです。

車で例えるなら

クォーツ時計はオートマで

パワーはないが操作も楽だし、大量生産に向いています。

機械式時計はマニュアルで

パワーがあり、生産・調整に手間がかかります。

時計の針なんて全て同じに見えて

実は違うのです。

早速比較するのは

・SEIKO 5 SPORTS

・SNZG07J 機械式Cal,7S36 23石

・自動巻き

・ケース幅41mm

TIMEX WEEKENDER CENTRAL PARK

・クォーツ式

・ケース幅38mm

最近買った2つで比較します。

メリットその1 針の大きさ

針の太さが全然違いませんか?

これが最大の違いなんです。

先程申し上げたように機械式は

パワーがあるので大きくて重いはりを動かすことができるんです。

たいしてクォーツ式はパワーがないので細くて軽い針しか動かせません。(一部例外あり。)

ときたま、クォーツ式でハリが大きいのがありますが

針の中身を空洞に、くり抜いてあったり、

軽い素材で立体感なく薄い針を用いてあったりします。

大きく太い針を用いることで、時間が見やすくなるのです。(視認性が高い)

これは暗いところで見てみるとよくわかります

蓄光インクも重さがあるので、機械式時計の針によく塗られています。

特に時針(短針)は短いので、

分針(長針)より太く作られていることが多く

針がが重なり合っても、見やすくなっています。

この点クォーツ式のTIMEXを見比べると

太さ一緒なんですよね。

だから針が重なると見にくいのです。

メリットその2 メンテナンス

機械式は電池を用いていないので

ゼンマイを巻き上げることで動き出します。

今回比較している機械式の時計は

1度ゼンマイを巻き上げたら40時間動き続けます。(最大巻上時間40時間)

つまり40時間以上使わないと止まります。

革靴は1日履いたら3日休ませたほうがいいと言われるのと同じで

機械式時計もゼンマイが常に巻き上がった状態でいると、傷みやすくなります。

その分、必要なときにしか動かないので長持ちします。

古着と同じで時計にもヴィンテージ市場が存在し

私が持っている最古の時計は70年代のものがあります。

機械式の時計のメンテナンスはオーバーオールが主で

分解しパーツを手入れし、組み上げ直します。

これだけで精度が上がることもありますし、

パーツが傷んでいれば、新しいパーツと入れ替えます。

こうすることで半世紀経っても使える時計こそ機械式時計なんです。

対して、クォーツ式は電池を用いていて

新しい電池に入れ替えると1年半から2年保つのが一般的です。(中には10年保つものもあります。)

普段使っていようが使っていなかろうが

約2年間動き続けるので、気づいたら電池が切れていることもあります。

電池切れの状態を続けていると液漏れが起きて、

時計自体がダメになってしまうこともあります。

かといって、電池切れたから電池抜いて保管するのはやめてください。

どのサイズの電池を用いているのかわからなくなるからです。

クォーツ式時計に用いられる電池には30種類以上あり

直径はもちろん、同じ直径でも厚さが違ったり、

同じサイズでも電圧が異なったりと、探し当てるのは難しいんです。

だから使わなかろうが電池交換して、

止まっていたらなるべく早く電池交換してあげてください。

ついでに裏ぶたあけてみたら…

機械式には手巻きと自動巻きが存在します

手巻きは字のごとく、リューズを回すことでゼンマイが巻かれて

動力を得ます。

自動巻きは写真に記してあるローターという振り子のような部品が

腕を振ったり、時計をシェイクする事で回り

ゼンマイが巻かれます。

かっこいい。

ついでのついでに

機械式時計には石の数が必ず記してあります。

大概、文字盤かローターに◯◯Jewels と書いてあります。

この場合23石です。

この石の数は使っている鉱石の数のことです。

時計はご存知のとおり歯車で針を動かしています。

歯車が回るためには軸が必要で、その軸がずれないように受け皿が存在し、

受け皿がすり減らないために、サファイヤなどの鉱石が使われているのです。

これがjewelと記される理由です。

この石の数が多ければ多いほど、耐久性が高いと言われ

一時期この石の数がブームになったことがありました。

バブルの時代です。多すぎても意味がないんですがね。

ついでのついでのついでに

裏ぶたがかっこいい。

それだけです。笑

結局のところ…

機械式もクォーツ式も一長一短で

見やすさを取るなら機械式、

手間をかけたくないのであればクォーツ式がおススメです。

個人的には良い時計を長く使い続けたいので

機械式を選びたいのですが

高価で、デザインが限られます。

でもその分、50代以上の方に時計が好きな人は多いので

タバコミュニケーションのように

新しい話題につながることがあるので

1、2本は持っておくといいですよ!

今日はこの辺で!

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