こんばんは。
コンバースファンを自称する私としては
ぜひやりたかった企画の1つ
「値段が違うコンバースは何が違うのか!!」
やっと、4種類揃ったので
まとめちゃいます!
今回は古着屋ヴィンテージ品を除いた
いま、手に入れられるモノで比較します!
早速表題の件ですが
比較のために用意したのは
・ALL STAR (定価 5800円)
ABC-MARTやどこの靴屋でも一般的に
売られてるのオールスター。
いわゆる普通、定番品
・ALL STAR J (定価 12000円)
United arrowsなどのセレクトショップでもたまに見る
やたら高いコンバースってありません?
実は日本製なんです。
・ADDICT Chuck Taylor (定価 16000円)
日本国内で最高ラインと言われているのが
このアディクトシリーズ。
60年代のオールスターをモデルに
クッションやソール、靴紐にまでこだわった
最高品。なぜかインドネシア製。笑
基本的に年に2回しか発売されないので
行列必須のアイテムです。
私が会社を辞めた理由のひとつに
アディクトを買う行列に並ぶためがあります。笑
・CT 70 (定価 85ドル)
じつは日本で正規販売されているコンバースと
海外で販売されているコンバースは
まったく違うものなのです。
同じブランドを違う会社が運営しているような
すこし変わった背景があります。
今回は海外のコンバースのなかでも
ここ3年くらい流行り続けている
CT70のレッドをご用意しました。
勘の言い方だとわかると思いますが
CTはチャックテイラー(Chuck Taylor)の略で
70は70年代のコンバースを復刻したという意味です。
以上4種類、すべて27cm(US8.5)で用意しました!
さて画像を並べてみますが、
どれが、どれだか、わかりますでしょうか。
「全部、赤いコンバースやん。」
って思われる方もいらっしゃるかと思いますが
マニアからしたら
雲泥の差があります。
ではまず、答え合わせしましょう。
違いはざっくりと5つあります。
①ヒールパッチ
②トゥガードの位置
③あて布の有無 (縫い目)
④トゥキャップの大きさ
⑤つま先の反り
順番はマニアック順に並べてみました。
それぞれのポイントを追って見比べてみましょう!
ヒールパッチ
今回用意したコンバースの
それぞれのヒールパッチ (かかとのロゴ)をご覧ください。
ヒールパッチには大きく分けて
・オールスターパッチ
・3つ星パッチ
の2つがあります。
画像の上2つがオールスターパッチで
下2つが3つ星パッチです。
左上のALL STARは単純に
「ALL★STAR」ですが
右上のALL STAR Jは
「MADE IN JAPAN」と表記されています。
2000年まではアメリカ製のオールスターが作られていて
同じように「MADE IN U.S.A.」と記されています。
下2つの三ツ星パッチについては
ツヤ感が違いますよね。
海外版のコンバース、CT70は
昔ながらの光沢のあるソールを再現しています。
アディクトは一般的なオールスターと同様に
マットなソールをで3つ星パッチを採用しています。
この光沢で見極めることができます。
日本でもこの光沢のあるタイプは製造されていて
ヒールに「U.S. originator」と表記されていますのでご注意。
トゥガードの位置
いきなり専門用語出されても困りますよね。
ここです。
このソールの上から貼ってあるギザギザが
トゥガードと呼ばれています。
このトゥガードの
始まりと終わりの位置が
それぞれ違います。
それぞれを角度正面の角度で見てみるとこうなります。
下2つは右下がり(内側が長い)で似ていますが
通常のオールスターは、ほぼ水平。
日本製に関しては右上がり(内側が短い)になっていますね。
更にはこのトゥガードの厚みも全く違いますね。
右上の日本製のオールスターのトゥガードは
一番厚い。いかつく感じます。
厚みを踏まえて上2つを見比べると
質の違いが一目瞭然です。
実際、生地の厚みや、靴紐の密度も触り心地も
全く違うので
靴屋さん行ったら、
ぜひ触って実感してみてください。
あて布の有無 (縫い目)
オールスターとチャックテイラーの違いで
あて布(縫い目)があるかないかがってのが
一番有名でしょう。
この指の付け根から伸びる縫い目が
チャックテイラーや、ヴィンテージのオールスターと
今日のオールスターとの最大の違いといっても
過言ではないでしょう。
私もこの縫い目に魅了されている一人でして
この縫い目があるだけで
かっこよく見えてしまうのです。
LEEのスニーカーや、
メーカーもわからないような
オールスターもどきにも
この縫い目が存在することがありますが
形がちがいすぎます。
このあて布の形を目に焼きつけておくと、
CT 70の偽物なんかも見極める判断材料になるので
とても重要です。
トゥキャップの大きさ
履いたときに指先のうえにある
ゴムの部分をトゥキャップといいます。
このトゥキャップの大きさや形も
見極めるポイントになります。
トゥガードのところでも使った写真です。
冒頭でもお伝えした通り
全て27cmですが大きさが違いますよね。
一番左の普通のオールスターは
トゥキャップが最も大きく
左から3番目のアディクトが
最も小さいです。
この大きさの違いは
いつの時代のオールスターをモデルにしているかで
違います。
ほぼほぼ市場で見ることはないですが
40年代のコンバースなんて
ペットボトルのキャップくらいのサイズしかないものも存在します。
年代を見極めるポイントの1つです。
つま先の反り
これが一番わかりにくいです。
基本的に、チャックテイラーと呼ばれている
60~70年代のオールスターはつま先の反りが強く、
通常のオールスターはそこまで反っていないと言われています。
この写真だと普通のオールスターが
なかなかの反り具合に見えますが
これは製造の精度が低いから
そう見えるだけです。
平たんな場所に置くと
右3つは
安定していますが
安いオールスターはぐらつきがあります。
地面と靴底をよく見てみると
足の裏の中央部分しか
地面に接していませんよね。
ソール全体が反っているのです
これは製造の誤差なので
特徴ではありません。
サイズ感
同じサイズ表記であれば
同じサイズ感であってほしいものですが
そう素直なものではないんですよね。
ナイキとアディダスのスニーカーで
サイズ感が違うように
コンバース オールスターでも
普通のオールスターと、日本製では
履き心地も全くちがいます。
私は日本cm製と、アディクトと、CT 70 は
27cm(US 8H)を履いています。
そもそもコンバースに関しては
USサイズの表記も他メーカーとは異なるので
お気を付けください。
普通のオールスターは27.5~28cm(US9~9H)を履いています。
つまり
普通のオールスターは少し小さめな作りになっています。
日本製やアディクト、CT 70は
思いのほか、幅が広く
幅広・甲高な足の方にこそ
おすすめです。
3つとも
インソールの質もいいので
履き続けられます。
まとめ
①ヒールパッチ
②トゥガードの位置
③あて布の有無 (縫い目)
④トゥキャップの大きさ
⑤つま先の反り
以上5点から違いを説明しました。
正直、アディクトはかっこよすぎますし、
なによりも高価すぎます。
CT70も
ドルでの値段を知っていると
日本での相場が約2倍なので
買うのをためらいますね。
その点、ALL STAR Jは
精度が高い日本製なので
トゥガードも厚く、
形状もクラシックよりなので
アディクトほど高級ではないし
CT70よりも品質がいいです。
なによりも細部からにじみ出る高級感がたまらないです。
私の感覚では
あて布がなく、「あれ?」って違和感をもったコンバースを見ると
大概日本製だったりします。
定番で売っている色もあるので
履きつぶしても買い直しやすいのもメリットです。
スニーカーを見分けるには
コンバースの違いについてまとめた今回の記事でしたが
スニーカー好きな人じゃないと
わかりにくい部分も多いかと思います。
この違いがわかるか、わからないかは
その靴をどれだけ鮮明に覚えているか、
だと思います。
③あて布の有無 でも申し上げたように
「縫い目の軌道が違う」
なんてのは、
感覚でしかないです。
古いコンバースで
偽物っぽい縫い目のものなんて
いくらでもありますしね。
「コンバースっぽい安物でも
だれもわからないでしょ!」
って方多いですが、
がっつりわかりますよ。
良いモノを身に着けておいた方が
自分を安くっぽく見せないですし
わかる人からは
ちゃんとモノを選んでる人と思われるので
メリットだらけです。
ALL STAR Jには、
もう生産されていない色なんかもありますが
まだまだ手に入ることが多いです。
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今日はこの辺で!
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